今日は、大文字の送り火の日でした。
私の家から少し下がった(南に行くことを京都ではこう言います)所の
北大路通りにでて少し西に歩いて行くと正面に
ちょっと’はすかい’(京都弁で’斜め’)からの左大文字が見えます。
いつもだいたいここから送り火を見させていただいて
ご先祖様への感謝と共に無事にお帰りになるのを
お祈りします。
他にも大文字(如意ヶ岳にあります)、妙法、舟形、鳥居とあり、
そして左大文字とそろって五山の送り火といいます。
不思議なことに、なぜこの行事が始まったかとか
いつからとかあんまり詳しくはわからないそうです。
記録的には、江戸時代はじめぐらいから出てくるそうですが・・・。
今は、五山と行ってますが、以前は他にもあったそうです。
『い』とか『一』とか、『蛇』なんかもあったそうです。
いろんな説があるそうですが、どんな形で始まったにしても
民衆が引継ぎ今の姿に残っているのは確かなので
市井の人々の素朴で純粋な思いがこの行事に込められているのでは
ないのでしょうか?
その昔は、御所から五山全部の送り火が見えたとか
送り火の姿を杯にうつしてそれを飲むと無病息災とか
いろんな逸話もあって、 思い、想い、が色々重なっていきますね~。