祇園祭と檜扇

京都の7月といえば祇園祭。
今年は八坂神社で行われる神事のみ行われています。

その祇園祭には欠かせない花があるのをご存知でしょうか?
「檜扇 ヒオウギ」です。
アヤメ科の植物で扇を開いたような葉が特徴で、古代には悪霊退散に用いられていた檜扇。
このことから、怨霊の怒りを鎮めるために始まった祇園祭には欠かせない花となったそうです。
鉾町の一角にある小学校では野生種のヒオウギの栽培に取り組んいでいるそうです。
何年か前に宵山に出かけた時にこの小学校で栽培されたヒオウギの鉢植えが軒先に置かれていたのを見たことがあります。
屏風祭では民家の床の間にいけられたヒオウギも見ました。




山鉾や巡行を見ることはできなくても、
このヒオウギが飾られているところを見ることはできるかもしれませんね。


ヒオウギではありませんが・・
ヒオウギに似た花にヒメヒオウギズイセンがあります。

毎年、この季節なると庭で沢山の花を咲かせます。
もちろん今年も!



お店にいけました。




今日7月10日は本来ならば鉾建てが行われる日です。
美術品で飾られる前の山鉾がどのように建てられているのかを見ることができるのはこの時と解体の時。
残念ながら今年は見ることができません。
来年は見ることができますように・・。




(2015年 鉾建て 撮影)


(2015年 神輿洗 撮影)