京都非公開文化財特別公開の最終日。
裏寺通にある宝蔵寺へ行ってきました。
今年、生誕300年で何かと話題の伊藤若冲。
若冲は錦小路にあった青物問屋の3代目の長男として生まれます。
そして4代目を継ぐのですが40歳のときに弟に家督を譲り 絵の世界に専念するようになります。
宝蔵寺はその伊藤家の菩提寺で若冲が建立した両親と弟の墓石があります。
残念ながら若冲のお墓はココにはなく、
伏見区の石峯寺にあるのだそうです。
また機会があったらこちらにも出かけてみたいと思います。
今回の特別公開では 「髑髏図」と「竹に雄鶏図」が公開されました。
「髑髏図」は拓版画。案外小さいものだったので少し驚きました。
若冲の絵は色彩によく注目されていますが
この「竹に雄鶏図」は墨だけで書かれたもの。
色の濃さや筆使いで雄鶏が今にも絵を抜け出してきそうに描かれていました。
さて、非公開文化財特別公開は今日までですが
京都にあるたくさんの神社仏閣が秋の特別拝観を行っています。
普段は拝観できないお寺をコースに入れての京都観光はいかがですか?
因みに、大徳寺ではこの特別公開で「総見院」「黄梅院」「興臨院」を拝観できますよ!