祇園祭 7月10日

 7月。

京都では1ヶ月にわたり、祇園祭が行われます。

 

7月1日に神事初め。「吉符入り」と言われており、各山鉾町で打ち合わせが始まります。

2日には「くじ取式」です。山鉾巡行の順番をくじによって決めるための式。

そして10日には「鉾建て」が始まります。

鉾の組み立てには釘は1本も使われることはありません。

(写真は長刀鉾です。)

 


 

 これから3日ほどかけて鉾を建てるのです。

 

鉾建てが始まるのと同日の10日には、八坂神社の3基の御輿が蔵から出されます。

そして夕刻には四条大橋において「神輿洗い」という儀式が行われます。

(神輿の後ろに見えるのは南座です。)

 


 

 

 

儀式を終えた神輿を八坂神社で迎えるのは「お迎え提灯」です。

お迎え提灯は神輿洗いが始まる前に行列を行います。

(八坂神社→市役所→八坂神社)

  

 

行列の最後は、馬長稚児が通ります。 

 

 

これらの提灯に迎えられた神輿は境内に入り、

「ほいっと~、ほいっと~!」の掛け声とともに舞殿を周り、

何周かした後に舞殿の中央に置かれ飾りを着けます。

 

 

 

神輿が舞殿に置かれた後には

鷺舞、小町踊り、祇園音頭の芸能奉納が行われます。

祇園祭というと、どうしても山鉾巡行が大きく取り上げられますが、

八坂神社の神輿も見応え充分ですよ。

 

さあ、今日は7月10日。
祇園祭はまだまだ続きます。